woof wan-bauの幻想世界

gussan12192006-06-16

映像作家woof wan-bauが手がけたFour Tet "My Angel Rocks Back&Forth"のミュージッククリップを見ていると、奇妙な幸福感に包まれて、眠ったまま夢の中でずーっとこの世界にいたくなる。どこか宮沢賢治の世界に通じるかのような不思議な幻想世界。懐かしさを感じるのは何故なのかしら??(ちなみにMomusのBlogで知ったのですが、これに登場するブチャイクな男は彼のガールフレンドが演じていたのですね・・・。本当の男かと思っていた!)
woof wan-bauが所属するロンドンの映像プロダクション"Nexus"で作品がいくつか閲覧できますが(directorsというリンクから辿ってみてください)、どれを見ても本当に才能が爆発している感じ!どこかのサイトでチラ見したレビューでは"Perfect Looking"と書いてありましたが、まさしくその通り・・。
昨年のresfestで見たColdcut "Whistle And Prayer"のクリップ(画像参照)なんて切なくなって女の子が竜の子に乗っていくシーンで泣きそうになってしまう。フェルト素材のキャラクターが繰り広げる可愛くてどこか悲しい物語。どうしてこんな映像が作り出せるんだろう??彼と同時代に産まれて良かった、なんて大げさかもしれないけどそう思いました。2000年代前半は90年代より好きになれる時代なんて無い・・と暗〜い気持ちでいましたが、ここ最近色々素敵な物に触れるにつれて2000年代が結構好きになってきてます。本名のJoji Koyama名義で作られたショートフィルムが早く観たいなあ。