Isamu Noguchi Garden Museumへ。


QueensにあるIsamu Noguchi Garden Museum(http://www.noguchi.org)に行って参りました。こじんまりとした清潔な美術館で今の季節にぴったりの気持ち良い庭園があります。シンセと笛のミニコンサートチックなものが庭園で行われており、激しくアンビエントな空間になっていて笑いそうになりました。ひぐらしの鳴き声(シンセから)、葉っぱがサヤサヤなる音、笛の「ポエ〜・・」と奏でられる音、やりすぎ!と突っ込みたくなるほどの癒し空間がそこに・・。
彫刻の世界が全然分からないので「ホエ〜」とアホな子状態でIsamu Noguchiの作品を見てまわりました。最も魅かれたのは彼が設計した児童公園の模型、写真などが展示されている "Playground"コーナーです。彼は数多く児童公園のデザインを手がけてたのですが、残念な事に企画段階で止まってしまって実現しなかったプランが多いそう。Atlantaにある児童公園なんて遊具の色の組み合わせが可愛くて素敵!オレンジと黒、白と青など大人っぽい感じのものが多いのが印象的でした。
あと横浜に、他の建築家との共同デザインプロジェクトである「こどものくに」なるものが存在していたのを初めて知りました。1965年から1966年の一年間のみ存在していて現在は無いそうです。何故維持しなかったんだろう?残念だわ・・。「こどものくに」はキャンプ場、人工池などもある大規模な児童施設で、遊具がモダーンで愛らしいのはもちろんのこと、防空壕のような謎の洞穴があったり(「節子・・」と一瞬思いました。)、遊び心が感じられる設計でした。
しかし最寄の駅から思いの他歩いた・・。何が駅から8ブロックだよ!ガイドブックの嘘つき!久々にQueensの閑散とした雰囲気を味わってきましたが(Queens在住の人すみません)、あの乾いて寂れたムード、最初の頃こそ嫌いだったものの今では"THE AMERICA!"って感じがして好きになってきてます。何か殺伐としてて良い。