ついに壊れかけ未遂のデジカメが壊れました・・。街はハロウィーンの可愛いショーウインドーでいっぱいなのにー。電器屋をチラチラ見てましたが$100位で購入できるので近々買い換えます。

日記を書かない間はいつもに増して映画をよく観に行っていたような・・。今クイーンズの「MUSEUME OF THE MOVING IMAGE」でビリー・ワイルダー特集をしてるのでせっせと毎週観に行ってます。今のところ「アパートの鍵貸します」、「昼下がりの情事」、「麗しのサブリナ」を観ました。シャーリー・マクレーンオードリー・ヘプバーンの可愛らしさといったら・・。ビリー・ワイルダーの映画あんまり見たことなかったんだけど、すごく上品で粋!一遍にファンになりました。NYに来てから50,60年代の映画を見る機会が増えましたが、やっぱり私はこの時代の映画がすごく好きです。一言で言えば品性があるから。昔宮崎駿養老孟司の対談集を読んだ時に「品とは控えめさがあることだ。」という言葉(どっちが言ってたか忘れた。)が印象的だったのですが、50,60年代の映画にもこの言葉が当てはまると思います。ビリー・ワイルダーのコメディにしても、行き過ぎてなくて大人も子供も安心して見れる、かといって毒が無いわけではない所がすごく好き。Walter Reade Theaterでも今松竹映画のフェスティバルがやっていて、40年代〜60年代の映画を幾つか見れるのですが、どの映画も控えめだけど力強いものを感じて観た後に「う〜ん・・」と考えさせられるものが多い!「過剰でない」っていうのは結構大事なことかもしれないなーと地下鉄に乗りながらボンヤリ考えてました。

最近気づいたのですがNYに来てからとにかく「しょーがない」と思う事が増えてます。これはいい事なのか悪い事なのか・・。それでも昨日靴下を買いに行った店で、二足買ったら三足目はタダ!って書いてあったのにレジで三足分の値段を請求されて、「三足目はタダだよ!」て注意したらレジの姉ちゃん一言「は?」。横にいたもう一人の店員さんも「三足目はタダになるのよー」て言ってんのに「本当ー?」とか疑ってるし。ちゃんと二足分の値段にしてもらえたから良かったけど、もーほんと一言位謝るよう教育してほしいわ。こっちの接客の悪さには馴れてきたけど、昨日の「本当ー?」という発言には怒りを越えてちょっと笑えてきたよ。