おすすめホイットニー美術館

寒いです。道端の水溜りも夕方五時には凍りだしてます。日系スーパーでの買出し帰り、バスを15分待ってたら寒さのせいでケツが痛くなりました。

今日はまたもホイットニー美術館に行ってきました。地味ながらもゆったり作品が見れる美術館なのでかなり気に入っています。直線!て感じの設計、やたら暗い休憩スペースなどなど気になる建築だわーと思ってたら、バウハウス一期生マルセル・ブロイヤーが設計を手がけていました。やはりドイツ人のデザインには心惹かれるわ・・。理詰め!て感じがして好きなんです。
常設のエドワード・ホッパーアレキサンダー・カルダーのモビール、サーカスもお勧めですが心に残ったのは特別展「COURSE OF EMPIRE」「THE ART OF RICHARD TUTTLE」の二つでした(ホイットニー美術館は同時に幾つかの特別展が開催されているのです。)。

「COURSE OF EMPIRE」で展示されている作品はED RUSCHAによるもので一点を除き全てビルの上部と空だけが描かれたもの。壁の両側に左右対称に展示されていて片側は夕焼け、青空などいろんな色の空、片側は夜・曇りなど暗い色の空という風に分けて展示されていました。黒い床、コンクリートブロックの天井にED RUSCHAの無機質な雰囲気の作品がぴたっと合っていて何ちゅうか「テクノ・・」という感じでした。しかし格好良い展示だったなあ。

そして「THE ART OF RICHARD TUTTLE」。今回最もキャッキャした特別展です。RICHARD TUTTLEはダンボール、ノート、木片、ワイヤー線、布などを用いて作品を作ってるアーティスト。1980年代以降のものは色が派手であんまり心魅かれませんでしたが、
1970年代に描かれた絵がものすごーく好み!!インクや鉛筆、水彩絵の具で変な線や形を描いてるだけなんだけど、色がくすんだパステルカラーでグッときます。キャンバス布で作られた「Canvas Dark Blue」(1967)という作品もこれまた変な形でステキ!時間の流れがゆったりしている、柔らかい雰囲気の作品が多くて「かわええ〜」と幸せ気分になれました。

あと地下のサラベス・キッチンというレストランもお勧めです。妹に教えてもらったのですが、ここのエッグ・ベネディクト、パンケーキはすごく美味しいです。美味しさのあまり二人とも黙ってがっついてしまいました。私は「明日もまたここに来たい・・」と言い出す始末。絶対また行って前回食べられなかったアップル・シナモン・パンケーキを食いたい・・。


Whitney Museum of American Art
945 Madison Ave.(at 75st)
http://www.whitney.org