Pandora and the Flying Dutchman(Albert Lewin,u.s.,1959)

今Walter Reade Theaterで開かれてる"Technicolor Dreaming"というプログラムの一つ。Technicolorというのはテクニカラー社が開発した天然色映画の商標名だそう。1940年代半ばから50年代後半にかけてがTechnicolorの黄金期で、その時代の映画が幾つか公開されています。ざっと挙げると「雨に唄えば」（これは絶対見に行く！）、「ムーランルージュ」、ヒッチコック「鳥」などなど。

今回私が見た「Pandora...」は神話混じりのメロドラマでストーリー自体は大しておもろくなかったんですが（きっと彩色がどーのとかいう観点で見たらおもろいんだろけど、あんまそういうの分からんしなー）、主演女優のエヴァ・ガードナーがほんと美しくて彼女の顔、仕草、服装にうっとりするうちに映画が終わってました。個人的に1950年代から1970年代までの女性が一番美しいと思っているんですが、再認識した次第。この時代のモデルさんや女優さんて偉そうなんだけど気品があって美しくて、ものすごく惹かれます。エヴァ・ガードナーも、プロポーズしてきた男性に「あんたの乗ってきたそのスポーツカー海に落としたら結婚してあげる」なんて言っちゃって女王様気取りなんだけど、それが許せる位美しい！一瞬ひるんだ顔をするも結局大事な車を海に落とす兄ちゃん。あんたの気持ちちょっと分かるよ・・。