「TRIPLE THREAT」(http://www.resfest.com/index.php?page=films&id=150&zone=Triple Threat)

これは今回観た3作品の中で最も見応えがありました。JONNIE ROSS、野田凪、FRANCOIS VOGELという新進気鋭デザイナーの作品をまとめて公開したプログラム。この三人の作品が一挙に見られるだけでも行く価値があると思います。
FRANCOIS VOGELの作品は凝っていて観てて退屈しませんでしたが、私は断然JONNIE ROSS、野田凪を押します!野田凪のあの毒々しいキュートさはたまりません。今回観ることが出来たのは「SMALL LOVE STORIES」(雑貨の恋物語。発想がもう可愛い。)高橋マリ子ちゃんのプードルフィットネス、「ハチミツとクローバー」の主題歌映像、ラフォーレのCM、YUKI「SENTIMENTAL JOURNEY」のPVの5作品。彼女の作るものの雰囲気は下手するとひねくれて嫌〜な感じになりそうなのに、不思議と控えめさと上品さを感じるので、きっと育ちがいいんだろうなあとぼんやり思いました。そういえば私の隣に座ってたいかついスケーター系アメリカ人はプードルフィットネスに馬鹿受け。良かったね・・。

そしてJONNIE ROSS!彼の作品はもう私の琴線に触れまくりです。めさめさアホ格好いい作品ばっかり。タイトル忘れましたが、毛が全部黒のナイロンゴミ袋で出来たポンキッキのムックみたいな奴が森の中から疾走してきて、家々に忍び込み「泥棒か殺されるのか!」と恐怖の顔に包まれた住人にプレゼント(きったなーい新聞紙で包まれてる)を渡し、そしてサンタクロースよろしく次から次へと町の住人達にプレゼントを渡していくんだけど・・ていう作品と「THE YEARBOOK」という作品が一押しです。「THE YEARBOOK」は飼ってた金魚が死んで悲しんでる男が、金魚鉢の下に置いてた卒業アルバムを見返した事から始まるアホショートムービー。これ個人的に一番好きなやつです。全部書いちゃうとおもろくないんで是非見に行ってほしい!

BECK RETROSPECTIVE」はBECK好きじゃない人が見たら多分寝てしまう感じ。初期の金が無いのでアホさで勝負!て感じのPVと2005年に出たPV以外(SHYNOLAがやったのが一番好き)は特に何も感じませんでした。

今回私が観た三つのプログラムは日本でもやるそうです。ここの日記を見てくれてる日本の友達には「CINEMA ELECTRONICA」、「TRIPLE THREAT」をすすめます。特に「TRIPLE THREAT」はおもろいよ!